鉄血のオルフェンズ 13話までの感想

こんにちは。小夜です。

いま「鉄血のオルフェンズ」というアニメを見ています。私は、以前AGEを少しだけ見たことがある程度でガンダムについては全くの初心者なのですが、オルフェンズの噂はかねがね聞いていたので、今更ですけれど見始めました。あと、英語吹き替えがあったというのもオルフェンズを見始めた理由のひとつです。何か日本のアニメを英語で見たかったので……。でも私は細谷佳正が声優の中でいちばん好きなので、そのうち日本語版も見ると思います、たぶん。ほんとうは、12話までの感想を書くつもりで書きかけを下書き保存していたのですが、寝る前に13話を見たら13話がヤバかったのでいま慌てて書き直しています。

以下ネタバレ注意です。

これは最近気が付いたことですが、私はどうも、アニメは10話くらいで「好き」のエンジンがかかるようです。最初は割と惰性で見ていて、9話10話あたりでぐっと引き込まれる感じ。最近見たアニメではいつもそうです。私が、というより、アニメがそういうふうに作られているんでしょうかね。

でも実はオルフェンズは1話冒頭でグッと摑まれました。幼少期の回想から入って、人を殺した三日月とその後ろで怪我した腕を抑えるオルガ、からの「オルガ、次はどうしてほしい?」という、短いシーンですが、幼い子どもが顔色ひとつ変えずに(オルガは少し険しい顔をしている)人に銃を向ける殺伐とした場面に、衝撃を受けました。三日月とオルガのことはネットで見たことがあったので、このふたりはこんなちっちゃいころから一緒にいるんだな、と思ったのと、そのあとのお互いにいちばんの信頼を寄せ合っている様子がうかがえるところから、こいつら、ただならぬ関係ではないな……と思いました。このふたり、絶対付き合ってる! とまでは言いませんが(こういう思考はすぐ叩かれる)、一緒に人を殺した経験のある人間同士のつながりってまず一般的なものじゃなかろうなと思いました。

どのキャラも絶妙なキャラデザだな~と思って見ていますが、やはりオルガと三日月は抜きん出て目の離せないビジュアルだと思います。あのふたりの間にはいくつ年齢差があるんでしょう? それともただ対格差があるだけなんでしょうかね。

オルガ、エッロイ身体してんな~と最初思いましたしなんなら画面に映るたびに思います。話数を重ねるごとにどんどん等身が高くなっていっている気がします。格好良さと色気がすごい。家族は離れちゃいけない! 死ぬときはみんな一緒だぜ! みたいな思想は、漢気といえばそうですけど、それだけに依存しているようにも聞こえてそれはそれで女々しい感じもします。以前誰かが「オルガがいちばんのヒロイン」と言っているのを聞いて何言ってンだと思ったことがありますが、確かに彼のヒロイン力は高い。

三日月は、目力がすごいし、何考えてんのか分からないところが怖い。強くて格好良いけどサイコみがあって怖い。でも、キュートなんですよね、なんかね……。袖をまくっているところかな、いちばんのキュートポイントは。あとこれは個人的な好みでしかないんですが、私は藍色系カラーリングのキャラが好きです。

アニメに関して、「13話はヤバい」という自説があります。おおよそクールの関係なのでしょうが、様々なアニメにおいて13話は重要な回であることが多い気がします。オルフェンズでもそうだったのではないかな……だって13話だいぶすごかったですもん。

三日月は掴みどころのない男でしたが、なおさら分からなくなりました。恐ろしい男だということだけは理解しました。ていうか三日月メチャモテですよね。そもそも女性の絶対数がそこそこ少ないアニメですが。個人的には、オルガがモテていても不思議ではないのですけど、権力を持つ男より強い男が好きなんですかね、あそこの女の子たちは(ていうか三日月はオルガからもモテている(こういう思考は以下略))。

13話まではぶっちゃけまあ、フ~ンというスタンスで見ていたので、ここにきてガツンと頭をぶん殴られた気持ちです。面白い。ガンダムで戦うだけじゃなくて、キャラクターたちの人間関係や価値観も深く考察できるのがとても興味深いです。オルガのことも、三日月のことも、クーデリアたちほかのキャラクターのことも、メチャメチャ好きになりたい気持ちと、リアタイ視聴でないが故にみんな死ぬことを知っているので好きになってもつらいだけじゃん……という気持ちの間で揺れています。怖い。

各話ごとの感想を書くつもりはありませんが、この先もまとめて感想をちょこちょこと記録できたらと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました。